2015年6月3日水曜日

『第30回書索展』、今年もこの書道展を見に行ってきました。

諸先輩方がコツコツ地道に30年続けてこられ、
決して派手ではありませんがしっかりした基礎の上に
脈々と積み上げておられる筆意がじわじわと伝わっています。
書いた人の気持ちを表わしている展覧会です。
この地味さが私は好きです。

テレビCMやドラマで筆で書かれた文字を見る機会が増えっている今日この頃ですが
商業書道(あいてに受ける書?)の印象を受けます。30年は続きません。

また、書道を学ぶ学生さんの現状も聞けました。
書道の教員になる、一般企業に勤める、書壇に所属した人が書道を続ける割合が高い・・
さて、書道を続けるとはどういうことでしょう…とまで考えさせられました。

私など足元にも及びませんが、日本の書道の良さを後世に伝えて行けるよう精進いたします。

”継続は力なり”を実感した瞬間でした。