漢字のとめ・はね・はらいについて
細かい注意を受けたり、気にしたりなさる親御さんが少なくありません。
当書道教室のある地域は教育熱心な方が多く
特に小学1年生や2年生で、学校の先生が”得に細かい注意をされる方”に当たると
お母様が神経質になられています。
”大雑把で字があまりうまくない先生”とでは大きな違いのようです。
私は昔ながらの書道にのっとってお伝えしていますが、
決して × をつけることはしません。
文部科学省の文化庁が
「字の細部に違いがあっても、その漢字の骨組みが同じであれば、
誤っているとはみなされない」との指針を発表しています。
http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/__icsFiles/afieldfile/2017/08/10/2016022902_besshi01.pdf
たとえば、木 という字の真ん中の縦線をハネテしまったら〇か×か・・・
それは 〇 なのです。
(『誤りではありません』という表現なのでやはり古来の正しい書き方はとめなのでしょう)
先生に強く注意されたり、テストで × にされたら、どうするか、
を文化庁に問い合わせた記事がありましたので、ご紹介しておきます。
『またもしも学校などで「とめ・はね・はらい」に関する減点さを受けてしまった場合、採点した先生が指針の存在を知らないという可能性があるので、指針について知っているかどうかを質問してみる。またもしもそれでも納得がいかないという場合には管轄の教育委員会などに相談してみると良いでしょうとのことでした。』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180313-00000061-it_nlab-life
これらの情報をご参考になさって 穏やかな漢字指導にしていきたいものです。